福岡県の教育委員をさせていただいている関係で、毎年、3月のこの時期は、県立学校の卒業式に出席させていただいています。image13

去る3月1日金曜日には嘉穂東高校へ。
嘉穂東高校は、平成22年に創立100周年を迎えた伝統校。
趣のある厳粛ないい卒業式でした。
なかでも、PTA会長をされている加藤結花さんの祝辞の中の「いのち」についてのお話が心に響きました。すばらしい祝辞でした。

3月6日水曜日は、古賀特別支援学校高等部の卒業式へ。
特別支援学校の再編に伴い、平成22年4月に開校されたもので、栄えある第1回卒業式でした。

式典では、卒業を迎えた生徒さん1人1人が全員、壇上へ上がり卒業証書を手にされました。
日常と違うことを、日常と違う雰囲気の中で、得手不得手がそれぞれ異なる生徒さんが、全員、やり遂げた、ということの偉大さ。

また、音楽の力の偉大さも教えてもらったように思います。
卒業の歌を皆で歌う場面で、1人の生徒さんが壇上へ上がり、身体中に音楽を感じながら、驚くような正確さで指揮をしたのです。身体中から、その表情から、楽しい、嬉しい、あるいは、誇りといったすべてのプラスの感情があふれ出ていました。

私の子どもも音楽を習っていますが、「練習しなさい」とどれほど強制したことか。卒業式に参列し、皆さんが指揮者と一緒に一体になって歌っている様子を見て、これが音楽なのかも、と、初めて、その本質に直にふれた気がしました。

また、保護者と先生方の信頼関係、絆の強さも特筆すべき点だと思います。保護者代表の方の挨拶では、先生方への感謝の気持ちを述べられる際などに、涙とともに言葉に詰まってしまった場面がたびたびありました。

そして、同窓会会長がよく使われるそうなのですが、「つながっていこう」という言葉。
友達や、家族や、先生方や、地域や、周囲のすべての人たちと、すべてのことと、「つながっていこう」、という意味なんだと思います。
本当に、端的で、わかりやすく、すべてが凝縮されているように思います。

心に残るよい卒業式でした。
第1回卒業生の皆さん、ご卒業、おめでとうございます。

追伸
私のとても大好きなブログ「ちはるのお笑い日記」を紹介します。
彼女の長男は、今高校1年生。知的障害をもっています。
奇しくも、彼女のブログに、高校の卒業式について綴ってありましたので、ご紹介いたします。
http://chi-ha-ru.cocolog-nifty.com/
すべての人に読んでいただけると嬉しいです。