みなさんは、「裁判員」という制度をご存じでしょうか。
「裁判員」制度は、平成21(2009)年5月に始まりましたので、聞きおぼえのある方も多いことでしょう。しかし、「裁判員」はどんなことをするのでしょうか。
「裁判員」制度は、刑事事件について、被告人が有罪かどうか、有罪の場合どのような刑にするかを、「裁判官」と一緒に決める制度です。「裁判官」は法律の専門家であるのに対し、「裁判員」は一般の国民の中からくじで選ばれます。「裁判員」制度は、国民が刑事裁判に参加することによって、裁判が身近で分かりやすいものとなり、司法に対する国民の信頼の向上につながるとが期待されています。
「裁判員」が選ばれる事件は、殺人や放火といった比較的重い刑事事件などです。こうした事件では、原則として「裁判官」3名と「裁判員」6名が関与することになります。「裁判員」は、刑事事件の法廷に立ち会い、証拠を取り調べ、事実を認定し、被告人が有罪か無罪か・有罪だとしたらどんな刑にするかを「裁判官」と一緒に議論し、決定します。
このような「裁判員」の役割を聞くと「『裁判員』にはなりたくない!」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。裁判所が実施した「裁判員」を経験した方へのアンケートでは、半数近くの人が「やりたくなかった」又は「あまりやりたくなかった」とお答えになっています。しかし、同じアンケートでは、「裁判員」として裁判に参加した感想としては、「非常によい経験と感じた」又は「よい経験と感じた」との回答を合わせると9割を超えています。
みなさんも「自分が『裁判員』に選ばれたら?」と考えると、刑事事件のニュースの見方も変わるかもしれませんね。
※「裁判員」制度の詳細は、こちらをご覧ください。
裁判所「裁判員制度の紹介」(http://www.saibanin.courts.go.jp/introduction/index.html

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